ビニル壁紙と紙壁紙と

こんにちは、はじめまして。
この度ブログを書かせていただくことになりました佐久間です。

先日お客様からあったご質問を取り上げたいと思います。

「紙壁紙とビニル壁紙の違いってなんですか?」

壁紙は、クロスとも呼ばれていてビニル壁紙はビニルクロスとも言われています。
(はじめて何も知らずに「クロス」と聞いたときは「布?」と勘違いをしたものです。)

☆ビニル壁紙は…
特に日本では主流で、塩化ビニル樹脂などを紙で裏打ちして表面に型押し(エンボス)やプリントなどで煉瓦柄や織物柄、無地柄などさまざまなデザインのものがあります。

<ビニル壁紙の特徴>
・色・デザインがバラエティ豊かで
・量産性に富んでおり、価格帯が使いやすいものが多い
・施工性がよくメンテナンス性も良い
・機能性(消臭・抗菌・抗アレルギー等々)が揃っている
・防火製品が多く、内装制限のある建物にも使用しやすい

☆紙壁紙は…
再生パルプ、和紙、紙布などの紙系素材を使っています。
世界で現存する世界で一番古い壁紙は、紙壁紙で、1509年に作られた柘榴のデザインがされている「ケンブリッジ・フラグメント」というものです。
※1911年にケンブリッジ大学の学長室を改装した際に天井からでてきた断片のため、この名称だそうです。

輸入壁紙やメーカーさんによっては和紙や箔の壁紙などあります。
海外の壁紙でデザインが国内で見ない大胆なプリントのものだったり、職人さんが手捺染で作っていたりするものなど様々なものがあります。
ケナフやコットンなどで作られているものありますね。

<紙壁紙の特徴>
・輸入壁紙などでデザインが特徴的なものがある
・材質による自然な表情を持った演出ができる(和紙・箔など)
・通気性が良い
・環境面からも薦めやすい

ネックな点というと、水分に影響をうけやすいことと施工性に難があるところでしょうか。あと、ビニル壁紙は水ぶきできますが(実はあまり知られていません)、紙壁紙はその点擦れと水分に弱いため汚れが落としにくいですね。

近年登場してきたフリース(不織布)壁紙も大きく区分すると「紙壁紙」になります。ただし、裏が「紙」ではなく「不織布」のため、水にぬれても伸びにくいのが特徴的です。
そのため、壁紙の裏に糊を塗ってから張らせてから施工することなく、壁面に糊を塗って貼ることができるので施工性にも富んでます。

「張り替えたいなあ」と思ったとき剥がしたときに、壁面に痕がほとんど残らないため気軽に張り替えられます。昨今、世界規模で注目の壁紙でもありますね。

ドイツ壁紙協会ではハイムで「ギネスに挑戦!フリース大作戦」というのをテレビでやっているほどです。
http://online.ibnewsnet.com/news/file_n/gy2018/gy180104-02.html

台風が近づいてきているとのことで…最近ゲリラ豪雨も多いですね。

無理がでませんようお過ごしください。

 

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