こんにちは。東京・吉祥寺の工務店ジェネシスのブログ担当モリです。
先日、つくばの建築研究所でLCCM住宅の見学会に参加してきたお話はこのブログでもさせていただきましたが、その時にLCCM住宅の周りに、いくつか建物が建っていました。
一つがこれ。CLTパネルの実験棟です。
CLT(Cross Laminated Timber)パネルとは簡単に言うと引き板を積層接着した木質系材料で、ヨーロッパあたりではかなり用いられている材料だそうです。森林資源の有効活用というところで、やはりCO2の削減につながるため日本でも一般利用が始まっています。
この実験棟では、CLTパネルの特性を活かしたプラン検討(3mの片持ちベランダ!)や、構造や施工性の検証、温熱環境・遮音性・振動など居住性の評価など実用化に向けた検証を行っているそうです。
もう一つがこちら。ツーバイフォー(枠組み壁工法)での6階建て実験棟。
最初は研究室のビルでも建ってるのかと思いましたが、木造の実験棟でした。構造計算にかかわる性能の検証をしているそうです。
どちらも今回は見ることができませんでしたので詳しい内容は分かりませんでしたが、CLTを普及させることで木造建築物がより発展していくための試験とのことです。国がCO2削減に本気で取り組んでいる現れなんでしょうか。いずれにしても木造住宅の発展は当社としても関心が高いところですので、今後の展開が興味深いです。
でもせっかく6階建て木造建築物なんだから、外壁はベタベタのサイディングじゃなくてもう少し木の雰囲気が欲しいですね~。すみません、生意気言ってしまいました。。。